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写真のこと。 今回の本は、編集部からの要望で 1 写真で魅せて、手作りをしない人にも訴えかけるものを。 2 和裁をしない人で、洋裁ができるひとに作れるものを。(つまり和裁の本は作らない) という2本の柱がありました。 着物を作らない人も楽しいと思う本にするということは、 ・コーディネイトを見せる ・小物を見せる カラーのカバーページに関していかにしていい写真にするかがとても大切となります。 何人かカメラマン候補の作品が届きました。 最初わたしがお願いした人は、海外で撮影があるのでスケジュールがあわないということになり、次に編集部から届いたのが、 「元オリーブのカメラマンさんです」 という人の写真。 オリーブといえば、乙女の聖地、世の中がどんどんオリーブから離れた方向に行ってしまい、惜しむらくも廃刊したマガジンハウスの雑誌でした。 KIMONO道(姫)を作ることになったとき「オリーブみたいな本にしたいよね」と編集の田辺ちゃんと話たことも。 そうわたしたちの中でオリーブは永遠で、いつも心の指針にありました。 そういうわけで1も2もなく「お願いします」と頼み、編集さんと3人でロケハン。 わたしの中では、なんとなく目黒川沿いというのがあって、今回型紙を引いてくれたさっちゃんのお店もあったので中目黒で撮ろうということになっていました。 「5月か6月に出して、一般の方が縫いやすいように単衣のみ(または浴衣だけ)にしてください」と編集に言われていたこともあり、撮影の季節が冬に近づきつつあるのに夏に向かう写真を外で撮ることに。季節感がでないテクニックが必要でした。 ロケハンも終わり、だいたいどこで撮る決めて当日。 カメラマンの新井谷さんとは初めてだけど、なんとなくいい写真が撮れる予感がしていました。 わたしは着付けと片付けに忙しく、だいたいのイメージを伝えて新井谷さんがどんどん撮っていってくれました。 コーディネイトごとに最初にファインダーを覗かせてもらってびっくりしました。 「オリーブだ!」 日が短いので、さくさくとモデル撮影を終わらせ、さっちゃんのお店でブツ撮り。 事前に作品のファイルだけ見せてもらっていたので、新井谷さんのことをわたしは女性カメラマンだと思っていました。 ロケハンの時わりとがっしりした男性があらわれてびっくりしたのですが、その撮影風景をみてまたびっくりしました。 ただ床にものを置くその感じがもう作品になっていたのです。 「やまもとさん、こんな感じにしようか」とモデルさんの着替えを終えたわたしが見たのは、履物を並べたページのレイアウトでした。 いくら一生懸命作品を作ってもそこに命を吹き込んでくれるカメラマンさんがいなければ、写真になったものに感動は生まれません。 そういう意味でも「ミシンで着物」は本当にすばらしいカメラマンさんとの出会いで作ることができたのだと思います。
by yamamotoyumi
| 2008-07-14 14:13
| ミシンで着物のこと
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