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着付けのこと。 実はちゃんと学校に行って着付けを習ったことがありません。 KIMONO道(姫)1で着付けページを作る担当になったとき、本を足で押さえて覚えた着付けでいいのかどうか不安で灯屋さんに監修をお願いしました。 ほぼ自分のやり方であっていたのですが、ポイント、ポイントを押さえてもらって、まったく着物を着ない漫画家の友達にその絵を描いてもらいました。 そのときに「着付けをしらない人に伝える」ことができたので、自分のなかでは「着付け、ヨシ」と思っていたのです。 昨年夏、パリに住む友達に婚礼衣装のデザインを頼まれ、わたしも結婚式の招待を受けました。 その結婚式に出る知り合いと示し合わせてドレスコードは「着物」にしました。 大変です。 テレビの収録や、雑誌の取材と違って何時間も着物を着る必要のある結婚式は着崩れせずに楽に着せる必要があり、自分でも着物を着ないといけません。 ほかの友達の着付けも直さないといけません。 花嫁はいくら体に合わせて作ったとはいえ、補正なしはまずいなとも思いました。 鞠小路さんが、お教室を始めていたので「ちょっと習いにいってもいいかしら」と京都まで行きました。 目から鱗とはまさにこれ。 補正の大切さと、美しく着る(着せる)コツを本当にわかりやすく教えてもらいました。 おかげで朝から夜遅くまで(フランスの結婚式は明け方まで続く)着せた花嫁も着崩れることなく、おばあちゃまから「きれいな着方ね」とほめられるといううれしい出来事もありました。 このときから「ちゃんと補正しよう」と決めて、その後の仕事などでもそれはおおいに役に立つことになったのです。 さて「ミシンで着物」の撮影日のことです。 モデルさんだから細いだろうなくらいに考えて、簡単にできそうな補正ベストを探し、長襦袢の代わりにランジュに半襟をかけて準備しました。 7コーディネイトをアシスタントなしで(基本的に着物の仕事は一人でやります)ロケで。 ヘアメイクも入れると、1着の着付けに使える時間はわずか10分。 嵐のような現場でした。 着る>撮る>脱ぐ>着る(の間に脱いだものを片付け)>撮影の指示をする。 日が暮れるのも早いので、どんどん撮らないと間に合いません。 迷っている暇はありませんでした。 撮影場所の移動はIKEAのバッグに何着もいれて重いのをよっこらしょとかつぎます。 このときほど「着付け習いにいってよかったー」と思ったことはありませんでした。 ベースができていると早いのです。 わたしの場合は、下着の上からすぐに補正をし、その上から襦袢やランジュを着せるというやり方をしました。 それがすべてに通じるのかはわかりませんが、少なくとも着物のラインがきれいにでたように思います。 特別な着付学校指定のような器具はなにも使っていません。 強いて言うなら、洗濯バサミをとりわすれないように大きなものにしたくらいでしょうか。 美しい着こなしは1日気持ちのいいもの。 しっかり補正と、身近にあるかわいいものを使って個性的に着こなしたいものですね。
by yamamotoyumi
| 2008-06-17 18:29
| ミシンで着物のこと
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