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年末札幌に行った帰りの飛行機で鼓膜が耳抜きをしても戻らなくなり、あまりの痛さに泣いた。 3日後、近所の耳鼻科に行ったら「これ、何回もやってるね!」と断定された。 「いえ、風邪ひいてるのでそのせいかと...」と言っても聞き入れてもらえず。 さらに押し迫った30日、金沢行きの新幹線ではトンネルに入るたび耳が痛くて泣きそうだった。 いろんな人から「大きい病院行ったほうがいいよ」と言われたので、予約してやっと行ってきました。 そしてひとつの確信が! 「耳の中、きれいですよ、大丈夫。鼻の中もきれいです」 「いままでこんなことなったことないでしょ?鼓膜、きれいです」 「ちょっと聴力検査しましょうか」 「あ、あの、わたし左が聞こえないんです」 「そうですか、じゃあそれも含めて検査しましょう」 右:正常です 左:スクランブル交差点の雑踏がかすかに聞こえる程度 骨伝導の検査を初めてしましたが、すごい! 聞こえたんです。 自分の記憶の中で左が聞こえるって感覚すっかりなくしていましたが、 ものすごい大きな音だったんだと思いますが、確かに聞こえました。 それだけで感動! 検査が終わって呼ばれて 「これから飛行機に乗るときは、抗ヒスタミン剤を飲んでくださいね。」と。 それでちょっとは違うそうです。 耳抜きを無理にしないで、つばを飲み込んだり飴をなめてって。 「聞こえなくなったのはいつからですか?」 「わかりません。たぶん、小さい頃です。右を下にして眠ると世界が閉じられて終わったような気がしてよく泣いていました」 「子供の頃に聞こえなくなったものは原因がつかめないので、治療の方法がないんですよ」 と言われました。 高度医療の中で見てもらうと少しはよくなるかなというかすかな望みも消えました。 まああと残りの人生半分だし、のんびりいこうと思います。 わたしがあまり返事しなかったり、無視したら「聞こえてないんだ」って思って右側から話しかけてくださいね。
by yamamotoyumi
| 2008-01-17 18:46
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