yamamotoyumi online boutique
LINK
外部リンク
フォロー中のブログ
ぱしぱらA to Z リポート robes de mar... Robin's egg ... らぱん文化祭 macotton po... yamamotoyumi... 弘前/春祭 文化祭 by 女子修行部 カテゴリ
全体着物と着物まわりのかわいいもの ミシンで着物のこと きものをあそぶのこと 新作 スタイリング おしらせ おもっていること おかいもの つくるたのしみ 旅 女子修行部 イベント おいしいこと ワークショップ Pray for JAPAN 着物レンタル 展覧会 未分類 その他のジャンル
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
無断転載、複製は禁止します。 The ban on unapproved reproduction |
台湾にはもう何度も行った。たぶん20回以上。 初めて行った海外は台湾。 そこでリンリンのおとうさんに初めて会って、日本に留学したリンリンと仲良くなった。 日本にずっといるといいのに、と思っていたけど、リンリンは台湾に帰っていった。 それから思い立って手荷物もほとんどない状態でふらりと遊びに行く場所が台湾になった。 わたしの2番目の家のような気がしている。 何年前だろうか。 リンリンが「このひとのほんはすごいんだ」と1冊の本をおみやげにわたしの家に遊びに来た。 「向左走 向右走」という本。緻密な絵の中にせつなくなるお話がつまっていた。 残念ながらわたしは北京語が読めないので、リンリンの説明してくれるお話を聞くしかない。 「幾米(ジミー)」という人の本だった。 それから行くたびに、リンリンはわたしを本屋に連れて行き、なぜか「幾米」の本を買ってくれて、お話してくれた。 「月亮忘記了」 「森林唱遊」 「地下鐵」 「ジミーの本、誰も日本に紹介しないんだったら自分で出版社に売り込みたい」とまでリンリンは語っていた。それほど彼女にとって鮮烈で愛しい作家だった。 何年かして日本でも小学館から翻訳されて出版された。 不思議な糸が結びつけてくれたのかなと思うのだが、22日、中嶋朋子さんが絵本を読む番組に出演する。 実はわたしはジミーの本、北京語のは持っていても日本語のは持っていない。 だから日本語に訳されたお話をしらない。 彼女が選んだのは「地下鉄」(北京語版は「地下鐵」) 収録中に彼女が読むその話に、その息づかいに、紡ぎ出される言葉に涙がでた。 「こんな話だったんだ。」そのときほど北京語が分かるといいのにと思ったことはない。 それほどすばらしい日本語訳だった。 この朗読のために、彼女はニューヨークに行き写真を撮ってきた。 スケジュールがあわなくて、一緒に行けなかったのだが 「写真の中から出てきたように、コーディネイトして」と言われ、番組ではニューヨークの写真で使った着物を少しちがったコーディネイトで着てもらった。 この仕事をしていてよかったと思えた。 ちょっとずつだけど、いろんな人や想いがつながっている。 そしてわたしにずっと本を買ってくれたリンリンに感謝した。 そしてこの番組をリンリンにも見せたいと思う。 夢のつづき わたしの絵本「地下鉄」 チャンネル:BS2 放送日:2006年 8月22日(火) 放送時間:午後11:30-翌日午前0:00(30分) ジャンル:ドキュメンタリー/教養>文学・文芸>趣味/教育>音楽・美術・工芸 出演:中嶋朋子 幾米
by yamamotoyumi
| 2006-08-14 19:34
| おもっていること
|
ファン申請 |
||