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先月地震が起きるちょうど1週間前わたしは弘前にいた。 今年津軽塗をもっと極めたくて、職人さんに会いに行った。 可能性はもっとある。何時間も職人さんの工房でお話させてもらった。 「あ、それは大丈夫ですよ」と言ってくれる心強さ。 津軽塗は400年の間、ひとつのものを作るのに手を抜くことなく、何十工程も経て出来上がってくる工芸。 どこかで見たことあるなあと思っていたら、津軽藩の藩主が若狭塗りの職人をつれてきて作り始めたのだとか。 ああ、そうか、若狭塗。それで納得した。 見たことがあるような気がしたのは、金沢に住んでいるころ、取材に行った若狭塗の職人さんの仕事だったのだ。 こちらは秋田の桜の皮の工芸品。 昔うちにはこの茶筒があった。そのときはちっともすてきだと思わなかったんだ。 大人になって履物屋さんで下駄を見ていっぺんに魅せられた。 津軽塗もそうだけど、身につけていられるもの魅力ってすごいと思う。 わたしはいままで意識が常に外国(特にヨーロッパ)を向いていて、着物を作るときも履物を作るときも ほかのものを作るときも日本の中を見ることはなかった。 2008年、津軽塗を知って考えが変わった。 このすばらしい工芸をずっと残したい、海外の人に見せたいと。 今回震災を受けた場所にもわたしの知らないものがいっぱいあったに違いない。 わたしが手伝えることなんてなんにもないに等しいけど、自分の作る物の中に取り入れて行くことしかできないけど。 そんなことを続けて行こうと思う。 そしてそれをまた大好きな国の人たちに見てもらおうと思う。 東京は節電、節電でデパートが早くしまり、夜が暗くなった。 それはとてもいいことだと思う。 でも「震災のために...」という言い方はあんまり好きじゃない。 それがあったからみんな協力してよ、しょうがないじゃんという言い訳に見えるような気がする。 それより残業の少ない水曜日は遅くまで営業しますよとか、夏はバカンスをとりましょうとか。 すり切れるまで働かず、長い夜の時間を楽しめるような生活をしたいと思う。 そしていつか通り過ぎるだけだった、太平洋側の東北にでかけてすてきなものを探したい。 大好きな青森の工芸品のHPができました。 青森プレゼンツ http://www.aomori-presents.jp/
by yamamotoyumi
| 2011-04-01 17:51
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