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着物をデザインする。 ミシンで着物のお話をいただいた時、編集部が参考にと持ってきてくれたのが「シャーリーテンプル手づくりブック」でした。 同じ編集さんが作った子供服の本。 いわずとしれた子供服の超有名ブランドです。 そんな本と肩を並べるなんて無理やわー。と心の中で思ったわたし。 そんなわたしに 「新しい本は、新しいデザインのものをのせていただきたいのです。そしてなんらかの方法で商品が買えるようにしてほしい。」と。 ………………。 わたしは1点ものを作るのが自分の仕事だと思っているので、できたものを生産してお店で売るとか、どこかに卸すとかメーカ−になろうとか考えていません。 なので、本のために作るものに関してはわたしが作りたいと思ったものを、作りたいかたちでやらせてください。 あなたが考えている「日本の伝統としての日常着、日本の織物、名のある木綿」などすべて忘れてください。 と頼みました。 わたしは夏の着物が大好きですが、自分ではあえてゆかたを作りません。 どの企業とも組まずひとりでやっているということもありますが、同じ柄を何十着も作ることに抵抗があるからです。 自分の力で染められるとしてもせいぜい20-30m。着物にすると4着から6着分です。 そのくらいが自分にとってちょうどいいエディション作品なのです。 そして自分の手を離れて行った先でどんな風に着てもらえるか想像がつくからです。 「ミシンで着物」では、パリ、ロンドン、台湾で見つけた生地のほか、自分で撮った写真を絹にプリントしてもらったもの、オリジナルデザインの麻を作り、デザインをおこして手刺繍をしました。 インターネットで展開している作品と作業はほとんど変わりませんが、本の場合小物に至るまで自分ですべて完結させることのできる作品として作ることができたのが楽しかったです。 たとえば雑誌に貸し出しすると最後までわたしのスタイリングではなくスタイリストさんの考えが入ります。 商品として販売したものは、オーダーしていただいたものではありますが、わたしの手を離れて買ってくださったかたのスタイリングになります。 今回は生地を見たときに、スタイリングの最終形まで頭の中に浮かんで作るものを紙に残せるんだ、とすべての作業が楽しく進みました。 表紙で着てもらったうさぎの着物は2007年にパリで行った展覧会むけに作ったもの、4ページの黒い着物にあわせた帯は「乙女のパリ絵本」の中で子供たちに着せるために作ったもの、16ページの赤い着物にあわせた黒い帯は、中嶋朋子ちゃんと台湾で撮影したときに同じ柄の着物とあわせたものです。 自分の思い出と大切なものを残すことができました。 わたしの制作活動は自分の旅と密接に関係していて自分の旅を記憶しておくために着物を作ることを選んだという面もあります。 旅と着物の話はお友達の作った本「かわいい音楽、すてきな暮らし」で連載させてもらっていますのでよかったらごらんくださるとうれしいです。 「かわいい音楽、すてきな暮らし 乙女のパリ絵本
by yamamotoyumi
| 2008-06-12 13:42
| ミシンで着物のこと
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