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仕事を始めて3年くらいたったある年のこと、まだPC-VANとかニフティもそんなに使っているひともいなくて、今のように気軽につなぎっぱなしでメールができるなんて夢の夢だった頃のこと。
東京にくる前金沢にいて、ジョージさん(と呼んでいたいまでもわたしの理想の男性)の下で仕事をしていた。 その頃の通信ってビデオテックスと言って、家庭のテレビにゲーム機のようなものをつないで電話でつなぐというものしかなかった。 三鷹・武蔵野ではISDNの実験をやっていた頃のことだ。 目で見る通信手段っていうのは、聞こえないひとに役にたつのではないかということになり、聾学校の学校祭にビデオテックスを貸し出して実験をし、全国を回った。 そんな中で「障害を持つひとが通信を使えばそれを乗り越えられる」というような活動をしているニフティの今でいうコミュの人たちとつくばで知り合ってやりとりしているうちに、聞こえないひとと、見えないひとが会話できる「チャット」に興味を持ち始めた。 新潟にわたしと同じくらいの年の女の子がいて、生まれたときから見えないという。 どうしても会いたくなって会いに行った。 待ち合わせをした場所におかあさんと現れたその子はまっすぐわたしの所にやってきて「顔を触ってもいい?」と聞く。 「いいよ」というと全然いやな感じじゃない触り方で「ゆみさんは、丸い顔してるね、目が大きいでしょ。鼻は小さいね。口も小さいね。髪は天然パーマでしょ。わたしの好きな感じの顔だわ」と言う。 画面の中でおしゃべりしている彼女とまったく同じ印象。 「キーボード打つときはどうするの?」と聞いたら「音声認識だよ。『・』はなかてん、って言ってくれるの」 1日一緒にいるうち、彼女が見えていないということを忘れてしまった。 時々わたしはこのことを思い出して「今自分が進んでいる道はそれでいいのか?」と問いかける。 今日は友達の山田スイッチさんのブログを読んでいてこのことを思い出した。 今日彼女が書いた「竹山にありがとう イベント」の話、4月12日の「降りて行く生き方」の話、全部が正しいとか間違っているとか言う訳じゃない。でも心にしみてくる。 東京にいると優しい気持ちを忘れがちだ。 そんな時彼女の文章を読んで自分をリセットする。 山田スイッチブログ http://ameblo.jp/yamadaswitch/
by yamamotoyumi
| 2010-04-16 11:56
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